第15回産学連携フェアポスターデザイン
この度、第15回産学連携フェアポスターデザインを福岡県内に在籍する大学生等を対象に募集いたしました。
総応募数128点の内、産学連携フェア実行委員・事務局及びアドバイザー※にて第一次審査、第二次審査を行い最優秀賞(1点)、優秀賞(2点)、入賞(3点)を決定しました。
また、惜しくも入賞を逃すことになったその他の作品の中から、審査委員の評価の高かった7点の作品を奨励作品として掲載いたします。
たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
※アドバイザー・・・ | デザインの専門家の意見を取り入れるため、北九州総合デザイナー協会理事の山根修平氏をアドバイザーとして審査にご参加頂きました。各受賞作品へのコメント・全体の総評を掲載しています。 |
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最優秀賞(1点)
後田 翔悟様 [日本デザイナー学院九州校 グラフィックデザイン科]
作品タイトル
「新テクノロジーへつなげる産学連携」
作品コンセプト
“知と技術の融合”というテーマを絵で最大限に表現しました。あまり多くの色は使用することなくイメージを保ちました。
アドバイザーからのコメント
- 基板やDNAなどのイラストで、ものづくりの最先端技術というイメージが伝わる。
- 余白の取り方、文字のレイアウトにも工夫が見られ完成度が高い作品。
優秀賞(2点)
小林 直哉 様 [日本デザイナー学院九州校 グラフィックデザイン科]
作品タイトル
「engage」
作品コンセプト
「産学連携」の「産」と「学」、テーマである「知と技術の融合」の「知」と「技術」、これらを意識して制作しました。「産」と「技術」は、ビル群のシルエット、手のスケッチで表現し、「学」と「知」は歯車のシルエット、数式で表現しました。産学が協力して世の中を動かしているということ、「産学連携」の文字を繋げたということ、「希望」を表わす色として黄色を使用したということも表現ポイントの一つです。
アドバイザーからのコメント
- 一見大胆だが、タイトルの文字を加工したり、歯車の歯が建物になっているなど細部にまでアイデアが効いている。
- 配色・レイアウトがきれいで、目を引く作品。
石田 ななみ 様 [麻生情報ビジネス専門学校北九州校 CGクリエータ科]
作品タイトル
「知という木、技術という
作品コンセプト
本で知を、木の装飾で技術を表わしました。
アドバイザーからのコメント
- 提供素材に頼らず、オリジナルのイラスト素材を使ったことで独自性がある。
- 硬くなりがちなテーマをやわらかく表現できており、親近感のある作品となっている。
入賞(3点)
井脇 彩夏 様 [麻生情報ビジネス専門学校北九州校 CGデザイン科]
作品タイトル
「輝く未来を」
作品コンセプト
目に入りやすい鮮やかな色を取り入れました。
アドバイザーからのコメント
- 暗めの配色が多い応募作品の中で、キャラクターや配色から明るいイメージで楽しそうな雰囲気が伝わってきた。
- 学生らしさがある賑やかな作品。
糸永 篤司 様 [日本デザイナー学院九州校 グラフィックデザイン科]
作品タイトル
「本質」
作品コンセプト
テーマ「知と技術の融合」をとにかく伝えたかったので、ほかの要素を極力なくしています。フェアの中身、意味が視覚的にストレートに届くようにしています。
アドバイザーからのコメント
- 必要最低限の素材だけを使用したシンプルな構成となっていて、直感的にテーマを伝える力がある。
岩倉 桂 様 [麻生情報ビジネス専門学校福岡校 webクリエータ科]
作品タイトル
「みらい」
作品コンセプト
前年度の受賞作品にはないテイストでデザインしました。「産学連携」ということで、真面目で信頼できる、落ち着いた親しみやすいカラーとデザインにしました。
アドバイザーからのコメント
- 文字・写真・イラストといった様々な要素がバランス良く入っていて好印象。
奨励作品(7点)
アドバイザーによる総評
昨年よりは提供素材のみを使用したデザインが減り、アイデアが足された作品が多く見ごたえがあった。その分、デザインのクオリティで差が出たように感じる。
入選の可否を分けるポイントとなった点:
- 応募者のコンセプトを読まなくてもテーマが伝わる。
- 主軸となるアイデアあり、全体に統一感がある。ただし、アイデア(要素や加工)が盛り込まれすぎていない。
- イラストや写真にこだわるだけでなく、文字の配置や書体のセレクトに工夫がみられるか。